
少し前はこういうムック本もたくさんさせていただきました。
書籍の場合はできあがったものが書店に並ぶという喜びがあります。ついつい自分のデザインしたものがあると目立つ棚にこっそり移してみたり、平積みのいちばん上にわざわざ置いてみたりしたこともあります。
こういうムック本をさせていただくと中味に興味がわいてきて自然とその世界にはまってしまうということがしばしばあります。
私の場合、骨董収集がそうです。
もともと他界した父親がそういうものを好きでしたが、自分がまさか同じような趣味を持つとは夢にも思っていませんでした。
この本の歌舞伎や能、狂言、茶道など様々なムック本をさせていただいた中でも、やはりその骨董の時が最も楽しい仕事でした。

最近ほんとに大学や専門学校の仕事が増えました。
同志社大学、京都大学、金沢大学、大谷大学、京都コンピュータ学院、京都理容美容専修学校など。それぞれの大学にそれぞれの色があって非常に興味深いのですが、どこの学校も共通していえることは、少しでもいい学生を確保したいという切実な思い。
少子化の影響で定員割れを起こす大学や専門学校がふつうに見られるようになった現在では、学生が大学を選ぶ時代に変化しています。ただ、大学側もどんな学生でもいいというわけではありませんので、そのあたりの折り合いが非常に難しいことになっています。

少しでも学生に興味を持ってもらい、学校としての魅力が伝えられるか・・・。
今学校案内の中身が大きな岐路に立っているといえるでしょう。

もう5年以上前のものになりますが、滋賀県守山の佐川美術館ホームページのTOPをデザインさせていただきました。
この頃から徐々にHPの仕事が増え始め、今では常時HPの仕事が入ってくるようになりましたが、どこまで行ってもHP技術の進化には追いつけないので、うちではあまり複雑な仕組みのものは内部でこなすことをあきらめました。
やはり餅は餅屋。技術的なことは得意なところとジョイントすれば良いだけのことですから、うちはうちの得意分野であるデザインに磨きをかけることにしています。
ただ、そうはいってもある程度の技術的なことは理解していないといけませんので、日夜勉強するしかありません。
いったいいつになったら勉強という苦労から解放されるのやら。

久しぶりにTシャツのグラフィックを紹介します。
うちの事務所では年間約400点ものTシャツをデザインしていますが、これはそのうちの1つ。
大手カジュアルショップ向けのものです。
最近はメッセージ性の強い柄が多いのですが、実際にこれをきている若者がその意味を理解しているかどうかは定かではありません。
この柄は軍用ヘリコプターの下でこれから巻かれるであろう枯れ葉剤に向けて、木々がハートの形になって抗議しているという意味が込められているのですが、枯れ葉剤が何であるかということすら知らない若者たちがこれを着るのかと思うと、なにか少し考えさせられます。
このようなメッセージがファッションで終わらないように、デザインする側だけでもしっかりと意味を理解しておかなければなりません。












